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「触手vs双葉ほたる」


双葉ほたるは兄をさがす旅を続けていた。

村人から岩の多い山奥に強い男が住んでいるという噂を聞きさっそくその山へと向かう
ことにした。

「ここにお兄ちゃんいるのかもしれない。いてほしい…」

ほたるは長旅によるやつれを顔の表情に少し浮かばせながらつぶやいた。

そこは霧の深い山だった。

「どうしよう…。まさかこんなに霧が深くなるなんて。それに道もけわしいし。きゃっ!」

ガラガラガラガラ…

…!。ほたるの足もとの石が崩れて道の横の急な坂道を凄い勢いで転げて落ちていく。

「あ、あぶない…」

この道の横はヌルヌルとすべりやすくなっていて、一度足をすべらすと落ちてはいあがれそうにない。

ほたるは荷物と飼っているイトカツをやさしく抱き留めながらそろりそろりと歩み
を続けはじめた。

それからかなりたった頃、ほたるの息もだんだん苦しくなってきた。

道もけわしすぎて中かがみで手を地面に付きながら歩く。

「……ハア、ハア。まだ着かないのかしら?」

そのとき、ほたるの目の前にピンク色の霧が通り過ぎはじめた。

そして、それを吸った途端、鼻孔の奥に強い刺激がして目の前が火花が飛び散った気がした。

「頭が痛いっ!」

思わず姿勢を崩したほたるは後ろに倒れ始めた。

すぐに手で支えようとしたが、ヌルリとその手もすべってしまい、背中ごしに道の横を滑り落ちていった。

「きゃあぁぁあぁーーーー、誰かぁーーーーー!!!!」

……

べちゃ、ぬちゃ、ぺろり…

ほたるは自分の下半身からする飛沫の音で目を覚ました。

「んっ……。うん……」

頭を強く打ったようでまだ意識がはっきりしない。

(どこだろう……ここ)

おぼろげな意識のなかで自分の状態を考えようとしていた。

そのとき股間の全体が熱く熱を帯びていて腰を思わず揺らしていることに気づいた。

「だめだよう……。そんなとこ触っちゃあ。いやん……」

よく見ると下半身には

それにも柔らかい突起とチューブのようなひだひだを持った触手が10ほどうごめいている。

グチャ、グチャ、ズチャ……

「あん、変な感じ、でもちょっと気持ちいい……」

むずがゆいような、しびれるような、旅の途中のなかでオナニーをひまつぶしのように
何回も経験していたほたるにはその感覚に敏感だった。

ほたるはあまりに触手がしつこく股間の秘裂を責めるのでたまらずそこから逃げようとした。

しかし足が動かない。よくみると足には大きなワシのようなかぎ爪が固定するようにがっしり
とつかまえられている。

「うそ……。何これ?」

ほたるは驚いて体を起こして手でそのかぎ爪を取ろうとしたとき、背中から新しいかぎ爪を持
った手が現れて肩とつかまれてしまった。

ガシィィィッ!!!!

そして触手が両手を組ませてロープのように縛ってしまう。

シュル、シュル……

「もういやあぁぁあ!離してぇ!」

体を動かして逃げようとしたが、しっかりとつかまれていてほとんど動かすことができない。

それに秘裂も熱く腫れて酔いしれたようにしびれて力が入らない。

秘裂は気を失っている長い間責められていたせいで、パックリとその秘口を開いて
ダラダラと淫汁をたらしていた。

そしてその淫汁は白く濁ったものが混ざっていてほたるが本気汁をも流して凄く感じて
いることをあらわしていた。



そして身動きの取れないほたるに触手が何本も巻きついていく。

太もも、脇の下、胸、そして胸の服のすきまからもぐりこんだ触手が紅い乳首に。

「……ン!……あぁぁん」

触手は胸を大きくなでるようにもみはじめた。

それと同時に股間の秘裂の穴の中に細い舌のような物を差し込もうとする。

「いやっ、入れちゃダメ!」

ほたるは足を閉じてそれを何とか阻止しようとするが、紅く充血してパックリと開き
きった秘口はいっこうに閉じようとする気配がなかった。

にゅにゅにゅにゅぅぅぅーー

細い舌がほたるの秘口の中に入っていく。それは子宮の入り口まで届いた。

そして続いて2本の触手が我先にと秘裂をのぞき込むように密着してきた。

「そ、そこ、……ん、だめだってば、……ハァハァ……」

ほたるの頬はすごく紅潮してよだれを出してよがっていた。

3本の触手はくちばしのような頭を秘口の中に差し込み始めている。

はげしくグチャ!グチャ!と入ったり出たりをするたびに白濁した淫汁がかき出され
るように秘口からあふれる。

やがて触手はその秘口にすっぽりと入ってしまうようになった。

触手の頭には突起がついており、それがまた秘口の中の膣壁を強く刺激する。

「だめぇ、もう、イッちゃうっーーー」

ビクビクッ

ほたるは腰を小刻みに震わせてオルガズムに達した。

「イッ…クウゥゥーーーーー」

股間から大量の淫汁が吹きだした。

だが、まだ触手はほたるがオルガズムに達した後でも活発に全身を責めていた。

グチュ、グチュ、グチュ、グチュ、

「や、やめて……、イッタ後だから……、だめ、だめだってぇ」

股間の秘口では、なおも3本の触手が出入りを激しくし続けている。

ジュポッ!、ジュポッ!、ジュポッ!、ジュポんッ!

「いやん、……だめ、ま、また、……またいくっ!」

ほたるは顔を大きく振り、腰を別の生き物のように淫らに大きく、大きく振りながら
再度のオルガズムを迎えはじめた。

「イクッ!、イクッ!、イクッ!、……イックゥゥ……ンンンン!」

「んぐ、……んふ、………はあ、はあ、はあ……んんっ」

ほたるはしばらく短く呼吸をして熱い絶頂の余韻にひたった。

触手はなおも、腰や、胸の乳房を揉みしだいているのでほたるの体は無意識に
くねくねと波打つようによがっていた。

ほたるは焦点のあわない目をして触手に哀願した。

「はぁ、はぁ、お願いやめて。……おかしくなっちゃうよ……」

ぷちゅっ……、

さっき秘口を責めていたのとは違った触手がほたるの秘口に頭をうずめた。

「ンンッ!、あああん」

だが、双葉ほたるは数日の長い間、触手から開放されることがなかった……。

やがて触手は双葉ほたるの心も身体も虜にしてしまった。

ほたるは永久に続く触手との激しい愛撫とまぐわいのなかで紅潮させてつぶやいた。

「わたし……触手さんを愛してる……」

そういうとほたるは触手を深くその可憐な口でほおばって熱くキスをした。

兄をさがす旅で疲れ果てた双葉ほたるは、自分のすべてを熱く抱きしめてくれる相手を見つけたのだった。

                                   −END−


文章/絵:都積せいや 2002/05/01