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「ボディペイントファイト(アテナ&モリガン)」



アテナはおそるおそると倉庫の中へと入っていった。

(ここに包(パオ)くんが捕われているのかしら…?)

そのとき、奥の暗闇から若い女性の声が声がした。

サキュバスのモリガンだ。

たくさんのコウモリを子分に従えて腰掛けている。

「あら…、かわいい格好ね。清純っぽくってそそるわあ」

アテナはキッと睨んで言った。

「あなたですね。パオ君をさらったのは?」

「そうかしら?」

「言わないのなら、ウソか本当かは力づくで確かめさせていただきます」

「いいわよ。あなたにはちょっと前から興味があったのよね…」

モリガンはコウモリたちから腰を上げてアテナに向かって歩み始めた。

ツカン、ツカン、ツカン

いかにも自信に満ちた足取りで、ハイヒールが地面を蹴るたびに心地よい音がする。

「パオ君って、あの坊やのことかしら?彼だったら奥のベッドでお眠りしているわ。
 あなたが来るのが早すぎたんで、お楽しみはまだだったんだけれど」

アテナはこの場に充満する蒸して息苦しいような淫らな気に捕われることを危険を
感じて、ここを早く脱出することを先決と考えた。

「あなたと遊んでいる暇はないんです!」

そういうとシュンッ!と体が消えて奥へとテレポート(瞬間移動)した。

「ハッ!…」

アテナは不意にふりむいた。

(モリガンがいない…)

「あら、わたしはここよ。ア・テ・ナ ちゃん」

モリガンはアテナのすぐ背後に付いていた。

アテナは驚いて後ろに下がろうとしたが、モリガンに足をかけられて転げてしまった。

「キャアッ!!」

そしてモリガンもアテナを抱き込むように一緒に地面へと倒れていく。

「ねえ、アテナちゃん。あなたもう男性を知っているのかしら?」

アテナの首筋を3本の指でさすりながらほおをツンツンとこづく。

「け、けがわらしいです!そんなことを答える必要はありません!」

「フーン。まあ、わたしの鼻は敏感だから、別にあなたに聞かなくても分かっ
ちゃうんだけれどね。 クンクンっ」

鼻息を当てられておぞましいようにアテナは叫んだ。

「もうっ、放してええ!!」

「あ〜!、アテナちゃん。1ヶ月くらい前に男と遊んだにおいがする。しかも
 オジサンの匂いねこれは…」

かぁぁああああ…!!

アテナのほっぺたがみるみる紅くなっていく。

「で、でたらめ言わないでください!」

「アハハ。紅くなってる。図星というわけね」

「ひ、ひどいです…」

アテナは心を読まれた気がして、ひどく馬鹿にされた感じがした。

「でもさ、…」

「え?」

突然、モリガンがアテナのキスを奪った。

「ウウッ、…ウウウンン!ンン!…」

アテナは首をふってモリガンの唇から逃げようとする。

「ぷはっ…、んは」

だが、逃がしたアテナの唇を、モリガンが再び追い掛けて奪う。

「…ウプッ!!!!…ンンンン!!…」

アテナは息苦しさとはずかしさで頬をさらに紅く染めた。

そして舌を入れてアテナの歯茎を弄ぶ。

クチュッ、クチュッ、クチュッ、

歯茎を他人になぶられた経験のないアテナはその感覚にとまどった。

やがてアテナの半開きになった歯の間に舌を滑り込ませて舌を絡ませる。

「やだっ…あぷ、ぐぐ…んん」

ひどく乱暴に口の中をなぶられて、ひとすじのよだれがアテナの頬をつたう。

モリガンは抵抗しなくなったアテナの胸元に手を運ぶと乳首へと指を誘った。

「あ、あなた…!何も服を着てないじゃないの?」

モリガンもさすがに驚いた。

アテナはハッとした表情でモリガンを見つめた。

「はあ、はあ、はあ、…、違うんです」

「うふふ。面白い子…。もうこの年齢で露出狂というわけなのかしら」

アテナの乳首をコネコネと弄びながら尋問する。



「ち、違う、…アンッ!、そ、その…、いつもの服が破れて、…あああん!
 しま…ンンッ!…って」

「それから、ウンッ!…、お師匠様から罰として絵の具で描いた服を着な
 さいイイイイッ…、だ、だめぇ感じちゃう…、…い、言われたんです…」

モリガンはどこから取り出したのかグロテスクな肉棒の形をした張り型を
手にしてアテナの股間の秘肉の入り口ををいたぶっていた。
そしてその張り型は魔界の物なのか時おりビクビクと動くのが気味悪かった。

クチュ、グチュ、ジュパ、

「フーン、それでアテナちゃんはヌード同然でここまでやってきたわけなんだ」

アテナは荒い息を吐きながら全身に駆け回る快感を夢中でむさぼっていた。

秘口からは淫らな汁がとめどなくよだれのようにダラダラとしたたっている。

「さてそろそろ準備ができているみたいね。この張り型、入れるわよ」

「…。…あの…。…い、入れてください…」

アテナはその張り型の禍々しさなど忘れて、ただ股間の空いた空洞に何かを
埋めて欲しくて願うように答えた。

ズチュッ!、ズチュッ!、ズチャッ!、

「きゃああん!、痛ぁいい。いきなり奥は!」

「あらぁ、ごめんあそばせ。好き者のアテナちゃんだったら、激しい方が好み
 かと思ってたわ。ウフフ」

そういうとモリガンは再びアテナのキスを奪った。

「んぐっ、うぷ、んんん」

にちゃ、ぴちゃ、とふたりの口の隙間から粘液をまぜる音がする。

ズチュ!グチュチュ、スチャ!

アテナの秘口に出入りする張り型が白く濁った汁で染まる。

「あら、アテナちゃんの本気汁!本当に感じてるのね。とても嬉しいわ」

ブジュッ、ジュッ、ブッ、ジュッ、ブッ、ジュッ、ブッ、

そういうとモリガンはもっと激しく張りがたを出入りさせる。

張り型と秘口の間の淫汁は白く泡立ってその激しさを物語っていた。

アテナの絵の具で描かれた服は、もはや淫汁と淫らな汗で流れ落ちている…。
アテナはもう元の姿のままじゃ帰れないだろう。

「アウッ、ああん、ンッ!、ンッ!、ンッ!、あああああ」

モリガンは快感にあえぐアテナの横顔に何回もキスを浴びせながら呟いた。

「アテナちゃん、この張り型はじつは魔界のものなの。この張り型は相手
 のエナジー(精気)を奪ってパワーを蓄積するの。そしてそれを頂くのが
 わ・た・し」

「イイッ、イイッ、イイッ、…イッちゃう!。…イッちゃう!」

「いいわよ、イキなさい」

モリガンは張り型をさらに大きく、深く、えぐるように動きを増していった。

アテナはその激しい動きに、腰を大きくS字にグラインドさせて、口を食い
しばって快感をかけのぼっていく。

「…イイ、ンンンンッ!!、…イッッックウウウウウゥゥゥゥ!!!!…!!」

モリガンがネジリ込んだ張り型の先端が子宮口にググッと当たるのとともに
アテナは腰を大きくよがらせて激しい絶頂に達した。

「あうっ、…はぁ、はぁ、ング、…いやぁぁぁ」

ハァ、ハァ、ハァ…

アテナは荒く苦しいように呼吸をしていた。

ズチュ、グチュ、ズチュ、グチュ、…

「…、あの…、…モリガンさん。わたしもうイッちゃったの…。はぁ、はぁ」

ズチュ、グチュ、ズチュ、グチュ、…

モリガンはまだ張り型の動きを止めない。

「ンッ!、…わたし、もうイッちゃったよ。ンッ、ンッ、」

「まだ何回もイケるでしょ。アテナちゃん」

「そ、そんな…、わたし、いまイッたばかりだから…、もう…ンァ!」

モリガンがなおも張り型を子宮口にグッと何度も押し付ける。

アテナはまた腰を大きくよがらせて何度も何度も軽い絶頂に誘われていく。

「あうっ、…はぁ、はぁ、ング、…イクッイクッ!、…イきそう!、いやあ」

(何度だってイかせてあげる…。まだ時間はタップリあるんだから…)

モリガンは不敵な表情でニヤと笑った。

粘液の摩擦する音だけが闇の静寂の中で響いた。



やがて数時間がたって朝日がのぼるころ、アテナはうつぶせになった姿で
気を取り戻した。

朦朧とした表情であたりを見回すとモリガンはもういなかった。

「昨日、…なんだっけ…、モリガンさんに会ったところまでは覚えてるん
 だけれど…」

そういうとアテナは立ち上がろうとして、ガクンッ!と足に力が入らずに
また倒れかけてしまった。

もつれた足にちょっとしたアザができてほのかに血が滲む。

「痛…。腰が立たないや…」

そういうとアテナは昨夜のモリガンとの激しい淫宴を思い出した。

「そっか…。昨日あれから何度も絶頂にイカされすぎて腰が抜けてしまった
 んだ…」

「ンフフ…」

そういうとアテナは昨夜の快楽を脳内でフラッシュバック(再現)させな
がら、口元からだ液をこぼれさせて淫猥な笑みをうかべていた。


                           −END−


文章/絵:都積せいや 2002/06/16