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 「暗黒姫瑞歌VS魔法少女シェリル」

        第 1話 暗黒姫瑞歌、誕生


                      文:都積せいや


「こ、こんにちわ……」

黒髪でブラウン色のパフスリーブのワンピースを着た
少女は玄関の前で声をふり絞った。

「しーん……」

だが、誰一人として出てこない。

少女は右手に持った地図の紙きれを引き寄せて言った。

「住所を間違ったのかな?……」

少女の名は瑞歌(みずか)。

ここに来るまでは地方の田舎にいて、母親と2人で暮ら
していたが、母親が重い病気で倒れてしまったため、や
むをえず、別居中の父親の家を頼ってきた。

しかし、瑞歌は父親の顔を見たことが無い。

だから、どのような人物なのか少し不安でもあった。

父のいるという家は、大きい敷地を持った洋館だった。

魔除けなのか、敷地内には怪物の石像が多く点在してい
るのが幻想的な雰囲気をかもし出していた。

「……どっこいしょ。しょうがないよね。しばらくここ
で待ってよーっと」

玄関の前で荷物を横に置き、瑞歌は腰をついて座り、う
つむいていた。

しかし、1時間待っても誰も来ない。

いつしか瑞歌はウトウトとまぶたの力が抜けてきた。

「はぁーあ……」

そのときだった。

ブロロロロローーーーーーッ!!

玄関の前を戦車みたいな車が走り抜けていく。

「な、なに?」

瑞歌はびっくりして、道路に出てその戦車の後ろ姿を見
た。

すると、その戦車は瑞歌の目の前で停車した。

「わー、さすが都会だあ。戦車なんかが道路を走るんだ
もんなー」

しかし、瑞歌は頭を少しかしげて思った。

(でも、なんでここに止まったんだろ?)

戦車のその横には怪物のような石像があり、やがて、そ
の石像の口が大きく開いていった。

「わわっ?」

瑞歌は目を見開いて叫んだ。

戦車は右折して怪物の石像の中に入っていった。

(石像に車が入っちゃったよ。こ、この家ってなんだか
怪しい!)

その時、瑞歌の肩を何者かがつかんだ。

ガシッ!

「おい!お前。この家に何か用か?」

そして野太い声が瑞歌の心臓を鷲づかみした。

「ひっ!」

瑞歌の後ろには黒服のいかめしい中年の男が立っている。

「あっ……」

瑞歌は恐怖のあまり、振り向くこともできず下腹部の尿
口が緩むのを抑えられなかった。

じょろろろろーーー。

(お、オシッコ、もらしちゃったあぁ……)

瑞歌は幼いときから、驚くと尿をもらしてしまう癖があ
るのだった。

純白のスカートを黄色のしみが汚し、足のももから付け
ねに液体がたれていく。

地面には瑞歌の尿線から出た黄金水が広がっていった。

「いやあん、ひっく、ひっく」

瑞歌は情けなくて泣き出していた。

男性は瑞歌の表情に気付かずに怒鳴り続ける。

「おい、聞いているのかよ!」

男はサングラスを上のまゆをこわばらせて言った。

そうすると、玄関の扉がひらき、50代の初老の男が
顔をのぞかせた。

「どうしたんじゃ?さわがしいのう」

「オス、総帥。いえ、玄関に怪しい娘がいたので質問し
ていたんです」

どうやら、サングラス男は初老の男、つまり総帥のボデ
ィガードらしい。

総帥は体をそらせて、サングラス男の向こうにいる娘を
見た。

「えぐ、えぐ」

娘は総帥に気付かず泣き続けている。

「むう、なぜかどこかで見たような服装じゃのう」

「お知り会いですか?」

「……いや。記憶が無い。祐吾(ゆうご)、娘の名を聞
いてくれんか」

「はい」

祐吾は娘の肩に手を乗せてたずねた。

「娘さん、驚かしてすいやせんでした。お名前をお聞か
せ願いますか」

「……ぐすんっ。……」

瑞歌は脅えた目で泣くのをやめた。

「水無瀬瑞歌ですぅ……」

「な、なに!」

「親分、知ってるんですか」

「むう……。わしの娘じゃ。だが、とっくに別れたはず
じゃのになあ」

「総帥。総帥の娘さんとわかればこのままにする訳には
いきやせん。失禁していらっしゃるようですし」

「そうじゃな。居間に案内してあげてくれ。……そうだ
なぁ、体もきれいにしてあげてな」

「分かりました総帥。さあ、瑞歌さま。こちらへどうぞ」

瑞歌はきょとんした表情でふたりを見た。

「え?え?」

瑞歌は祐吾の手に引かれて着替えの部屋へ連れていかれ
た。

祐吾は部屋の内線電話の受話器を取った。

「鈴音、来てくれ。お客様だ」

やがて、メイド服に身をつつんだ無表情の少女が現れた。

「お待たせしました」

鈴音がお辞儀をすると頭の短いポニーテールが揺れる。

「おう、来たか鈴音。この子は総帥の娘、瑞歌さまだ。
浴室で体をきれいにして、あとで居間へお連れしてく
れ」

「はい」

鈴音は無表情のままうなずいた。

「あと、瑞歌さまは、いずれ我々の上に立たれる、
”暗黒姫”さまになられるお方だから失礼のないように
な」

「はい……かしこまりました。瑞歌さま、こちらです」

鈴音は瑞歌の手を引き、浴室の前へと連れていった。

「瑞歌さま、お召し物をぬがさせて頂きますのでじっと
していてください」

鈴音はつり目で事務的に告げた。

「あ、はい……」

鈴音はそういうと瑞歌のワンピースのボタンを上から、
一つづつはずしていった。

「瑞歌さま、……これ、もしかして、オシッコをもらさ
れたのですか?白いスカートに黄色のしみがついていら
っしゃいますが」

「え……、あのう、ごめんなさい……」

鈴音はワンピースを足元から抜き取ると、瑞歌の白いシ
ョーツを手で撫で、瑞歌の前の秘部へと指をはわせた。

「瑞歌さま、白いショーツのここにも黄色のしみがつい
ています。これもオシッコですか?」

「い、いやです。恥ずかしいこと言わないで……くださ
い」

「ここ、まだびちゃびちゃに濡れてます」

そういうと鈴音は2本の指を合わせて、瑞歌の秘部を
前後にこすり始めた。

ぴちゅ、ぴちゅ、

「ひっ、ひにゃっ、なんだかそこ、ビリビリ来ます」

「我慢してください、瑞歌さま。ショーツが脱げないで
はないですか」

「あうっ、でも、そこ、触られると電気が走って、足が
ガクガクくるんだも、……いやん!」

「瑞歌さま、はしたないですねえ」

「だって、だってえ……」

鈴音は、左手で瑞歌の秘部を、右手で瑞歌の乳首へと当
てた。鈴音の表情には、わずかに笑みが浮かび頬を紅潮
させている。

瑞歌の乳首を親指と中指でつまんで転がす。

「あん!す、鈴音さん。そこ、あまり触っちゃいやです」

鈴音はかまわずに、乳首への責めを続けた。

ぷに、ぷに、ぷにん、

「瑞歌さま、乳首がだんだんコリコリと固くなってきま
した。気持ちいいんですか?」

「ち、違いますう。な、なんか変な感じです……」

「ほら、瑞歌さまのココ、ヌルヌルに濡れてきました
よ。この粘液、なんでしょうね。オシッコの水と混じっ
てきましたね」

「そ、そんなことないですう……」

「あ!瑞歌さま」

鈴音は驚いたように言った。

「ど、どうしたんですか、鈴音さん?」

「瑞歌さまのエッチな粘液、もう太ももから足首まで垂
れてきました。止まらないみたいですよ」

そういうと、鈴音は瑞歌の粘液を指ですくい、自分の舌
でなめた。

「しょっぱい……。瑞歌さまのオシッコと混じってます」

「そ、そんなことな……。ウグッ」

鈴音は粘液のついた自分の指を瑞歌の口へ突っ込んだ。

「ほら、しょっぱいでしょ。瑞歌さま。ほら!」

鈴音は自分の指を瑞歌の口に差し込むと、口の中で乱暴
に動かした。

「あうっ!ウグ、ンググ。……ンッ!」

(い、息が苦しいですう)

瑞歌は頬を紅潮させて、指を口から抜こうと横に顔をそ
むけようとする。

だが、鈴音は瑞歌の顔の動きに合わせて指を動かして、
瑞歌の口の中を乱暴に撫でまわすのだった。

ぶちゅん、ぐちゅ、ぶちゅん、ぐちゅ、

やがて、瑞歌の口からは唾液がたれ、瑞歌が顔をそむけ
るたびに、唾液のしぶきが細かく飛んでいた。

……ちゅぱっ

鈴音は自分の指を瑞歌の口から抜き出した。

「んぷはっ!はあ、はあ……」

瑞歌はうつむいて息を激しく呼吸した。口からは熱い唾
液が、だらしなく垂れ続けている。

鈴音はグチャグチャに濡れた自分の指をこねくり遊びな
がら、意地悪そうな目つきで言った。

「瑞歌さま、この指ぐちょぐちょ。どうしてくれるんで
すか。まったく……」

瑞歌は焦点の定まらないうつろ目で鈴音を見た。

「そんな……。私のせいじゃ……」

「さて、瑞歌さま、そろそろ浴室でお体をお洗いいたし
ます」

「い、いいえ。私、自分でできますから……」

「却下です。私は瑞歌さまのお体をきれいにするという
総帥の命令を受けております」

瑞歌は口を人差し指で触りながら少し考えてのち、答え
た。

「え、えと……。ではお願いいたします」

「かしこまりました。では浴室に参りましょう」

ガラララ、ぺたんぺたん。

静かな浴室の中で二人の足音がこだまする。

浴室は5人くらいが入れるほどの大きさだった。

「ひ、広い浴室ですね……」

瑞歌はおびえた口調で言った。

「ええ。もともとこの浴室はVIP(重要な人)を3人
のメイドが見繕いする場所ですので。もっとも、残りの
メイド2人は休暇中ですが」

「そうなんですか。どうりで広いわけですね」

鈴音は浴室の端からイスとブラシを持ってきた。

「では、瑞歌さま、ここにお座りになってください」

「あ、はい。……でもこのイスなんか形が変です」

「そうですか?普通のイスです」

「でも……」

そのイスは、真ん中の股間に当たる部分が深く凹んでい
て、瑞歌は異様な形状に戸惑いを感じた。

「瑞歌さま、風邪をひきますよ。さあ、イスに座ってく
ださい」

「きゃあ!」

鈴音はそういうと、無理に瑞歌をイスに座らせて、2・
3度ほど、お湯をあびせた。

ざばばーーんッ

お湯の温度はそんなに熱くなく、鈴音の心と身体にぬく
もりを与えた。

(はあ、あったかい……)

瑞歌はここまでの長旅を思い出しながら、今やっと得た
安心に身をまかせていた。

やがて、鈴音はメイド服の長袖をひじの辺りまで、まく
り上げて、手に持ったブラシにボディソープを染み込ま
せてなじませた。

ゴシュ、ゴシュ、ゴシュ

鈴音は念入りに瑞歌の身体をこすっていく。

「瑞歌さま、いろいろとご苦労なさっていたみたいです
ね。身体がひどく汚れていらっしゃいます」

「いえ、そんなことないですよ」

あるていど身体のブラッシングを終えると、今度は手の
ひらで細かい部分の汚れを取るように洗っていった。

(鈴音さん、筋肉をほぐしてくれてる。ほっとするなあ)

瑞歌は念入りに動かしている鈴音の手のひらの動きに安
心していた。

鈴音の手のひらは、手の上腕部、わきの下、足のふとも
も、首すじへと場所を変えて洗っていく。

いつしか瑞歌の足の内側はその気持ち良さに、ムズムズ
としてきて、思わず足の付けねをこすり合わせ始めてい
た。

(やだあ、ムズムズするう……)

「さあ、乳房も念入りに洗ってさしあげますね」

「えっ?」

ムニュウ、パフ、ムニュ、ムニュ

「あ、アンッ!そんなもまないでっ」

「いいえ。瑞歌さまの身体をきれいにしてさし上げない
といけません」

「で、でもっ」

瑞歌は胸をもまれるたびに身体の底深くにほてりが生ま
れるのを感じてきた。

「あうッ!」

(だめっ逆らえないぃ)

鈴音は胸を大きくもみしだくのと同時に、乳首への愛撫
も忘れない。

プニ、プニン、クニュ

瑞歌はたくみに折り混ぜられた乳首への責めを受けるた
びに頭がビリビリとしびれるのだった。

「さて、瑞歌さま。そろそろ、ここも念入りに洗わない
といけませんね」

そういうと、鈴音は左手で乳首を責めながら、右手を瑞
歌の股間の秘口へと伸ばしていった。

まずは、瑞歌の秘口の周りの内またを撫でながら、時お
り、秘口の外側の大きな唇を爪でこすってみる。

そこは弾力性があり柔らかい感触が鈴音を楽しませた。

やがて、鈴音は、秘口の周りの唇を人差し指と薬指を当
てて押し広げていった。

ぶにゅうー

少しだけ開いた後、鈴音は秘唇から指をはなす。

ぴちゅうぅ……ちぷ

すると、秘唇はゆっくりと粘り気を帯びた音を立てて閉
じていく。

「いやらしい……。瑞歌さまの下の唇ったらベタベタし
て別の生き物みたいだわ」

「いや……、じっと見ないで」

そういうと、瑞歌はあわてて足を閉じ合わせた。

「無駄ですよ、瑞歌さま」

鈴音は、そういうと瑞歌の背中を指で上から下にはわせ
る。

「はうっ!ぐっ、ひぃん」

そして、鈴音の指は背中からお尻へと進み、指はイスの
くぼみのトンネルを通って、瑞歌の股間へと届いた。

「ほらっ、届いちゃった。瑞歌さまのあそこ」

「やだ、どうして?」

そう、このイスの下のくぼみは、このような淫らな戯れ
のためにある、いわゆるスケベイスだということに瑞歌
は本能的に気付いた。

「さてと、瑞歌さまのオシッコがいっぱい付いた、ここ
洗わなきゃいけませんね」

そういうと、鈴音は手のひらを背後から入れて、瑞歌の
股間の秘口を前後に撫でていく。

べちゃっ、べちゃっ、ぶちゃっ、

「ンッ!あん、あああああん!」

鈴音の手が瑞歌の秘口の前にある突起に当たるたびに声
がもれてしまう。

「んっ、だ、だめ、うご、動かしちゃ、いやっ」

「何言ってんるんですか、瑞歌さま。ここきれいにしな
いと私が総帥に叱られてしまいますわ」

「はあ、はあ、んっ、はあ……」

「それに、オシッコをもらされたのは、瑞歌さまです
よ?もう大人の身体なのに恥ずかしくないんです
か?」

「は、ンッ!恥ずかしい……です、も、もう許して」

「だめです。これはお仕置きなんですから」

そういうと鈴音は、瑞歌の胸を大きくもみしだきながら
股間の唇を汚していく。

「あん、こんな、すごい……」

いつしか瑞歌の両足はほどけて、瑞歌の下の秘唇は赤く
染まり、大きく開いた穴からよだれのように蜜がたれ始
めていた。

「瑞歌さま、このイスに座っていらっしゃったままだと
洗いにくいので、マットに寝てください」

「え?うん、……は、はい、わかりました……」

そういうと、瑞歌はもうろうとした表情のままで、足の
下に敷いてあったマットに仰向けに寝た。

そして、鈴音はスカートからショーツを脱ぎ取って、瑞
歌の頭の上にまたがるとひざをついてよつんばいになっ
た。

そして、瑞歌の秘口を舌でなめ始めた。

いわゆる、シックスナインという体勢になった。

「瑞歌さまの下の唇はデリケートだから、私の舌で優し
くなめてさしあげますわ」

「んんっ!ああああんんっ、だ、だめえっ」

鈴音が舌で突起をなめるたびに、瑞歌の頭に激しい電流
がビリッビリッと走っていく。

やがて、鈴音は舌で突起をなめながら、指を秘口の中へ
と抜き差しを始めた。

「瑞歌さま。ここ、きれいにしてさし上げてますから
ね」

ぺちゃっ、ぴちゃっ、ぺちゃっ、ぷちゅっ、

「す、すごいぃ……。おかしくなっちゃう」

秘口からは、いつしか白っぽい本気汁の粘液がたれはじ
め、瑞歌は背をぴくん、ぴくん、とそり上げて快感にひ
したえていた。

「あん、あん、んんっ!……」

「瑞歌さま、わ、私のアソコもなめてくださいませ……」

そういうと、鈴音は自分の股間の秘口を、瑞歌の口へと
押しつけていった。

「んんぷぐっ、んは、……わ、わかりました……うっ」

瑞歌は幼い舌で秘口をなめ始めた。

「うふふ、瑞歌さま。女の子のアソコ、なめるの初めて
なんですね……。でも、こういうのに、ンッ!……慣れ
て頂きませんと。うふふ」

「は、はい……」

瑞歌は頬を紅潮させてうめいた。

鈴音が熱心に抜き差しする動きに、瑞歌の腰も思わず合
わせてクネクネと動くようになってきた。

「んん、あん、ああん、あんっ、……な、なんだか、イ
キそ……」

瑞歌が、うつろ目で絞り出すようにつぶやいた。

「どうぞ、ご遠慮なくイッてくださいませ。瑞歌さま」

そういうと鈴音は指の抜き差しの動きを早めていった。

ぐっちゃ、ぴちゃっ、ぷちゅん、ぷちゃっ、

「あ、……、い、イク、イッ……くうううぅぅぅ!!」

ぐちゅ!ぐちゅ!ぐちゅ!ぐっ……ちゅ!……

鈴音は瑞歌がイキやすいように指のストロークを合わせ
てあげた。

「……はあ、はあ、はあ、んん、はあ……」

瑞歌は胸を大きく揺らしながら荒い呼吸をしていた。

「ゆ、……はあはあ、指、抜いて……」

「瑞歌さま、だめです……ね。ちゃんとオシッコもしな
きゃっ」

「え?ど、どういうこ……ああああんんん!」

そういうと、鈴音はまた、瑞歌の秘口に入れたままの
指を動かし始めた。

ぐっちゅん、ぷちゃっ、ぶちゅっ、ぶちゅっ

「ダ、ダメ、今イッタばかりだから、わ、私、敏感すぎ
るよ。またイっちゃうよ」

「だめです。今、お腹にたまっているオシッコを出すま
で許しません」

「お、オシッコ出せば許してくれるの?……アンッ!」

「ええ、ちゃんと出せば。瑞歌さまがおもらしをなさら
ないようにするのです」

ぐちゅ!、ぐちゅ!、ぐちゅ!、ぐちゅっ

「あ、あ、ま、またイクっ、いっ、いっちちゃうーー」

瑞歌が背中を大きく反らせるのに合わせて、鈴音も手の
ストロークを大きく、深く、そして早くして大きい快感
の海へと追いたてていった。

ぐっちゅ!、ぐっちゅ、ぐっ……ちゅ……!!!!

ジョロ、ジョロロロロローーーーッ、……ちゅルぅぅ

「やだ、お、オシッコでちゃううううう!!……」

ついに、瑞歌は約束どおり、オシッコをふりしぼった。

「はあ、はあ、はあ、はあ……、んん、はあ、はあ」

「うふふ、ちゃんと出しましたね。瑞歌さま。ご立派な
オシッコでしたわ……」

そういうと、鈴音は瑞歌の髪の毛をやさしく撫でてあげ
た。

「うん……あ、ありがと……。鈴音さん……」

ふたりは、しばらく快楽の余韻を味わっていた。

ざばばばーーーん

鈴音は瑞歌をイスに座らせると、あったかいお湯を浴び
せた。

瑞歌はオシッコを振り絞ったせいか、股間がとても軽く
なった気がしていた。

……。

所変わって

太陽が明るく輝く晴れた昼間。

ある公園で、ひとりの少女が花を配っていた。

「みなさーん、これは幸せを運ぶキュウリでーす」

少女は、無邪気な笑顔で、魔王のかかったキュウリを集
まっていた人々に配っていた。

すると、おじいさんが少女の目の前にひざまづいて、お
礼を言い始めた。

「魔法少女シェリルさま、このキュウリのおかげで、わ
しの病気がすっかり治ってしまった。あなたは恩人です
じゃ」

シェリルは、ニコッと笑顔を返して言った。

「おじいちゃん、良かったですね。皆が幸せになれば、
シェリルも幸せな気持ちになれるんですうー」

「おおっ、天使のようなお方じゃ……」

おじいさんは思わず涙を流して平伏した。

すると、シェリルの顔の横にピョコンとウサギのぬいぐ
るみが現れた。

「シェリル、そろそろ魔法のキュウリも品切れだよ」

「……え?ありゃりゃ、退却せねば」

シェリルはそう言うと、ひょいと公園の噴水のふちにジ
ャンプして立った。

「皆の衆ー、そろそろ時間が参りましたので、おいとま
いたしまーす!……でわでわーっ」

「また来てねー、魔法少女シェリルちゃんー!」

シェリルが後ろに振り向いたと同時に、光の束に包まれ
てシェリルの姿は消えてしまった。

それからしばらくして、公園から少し離れた路地裏に声
だけが響き始めた。

「ねえ、ラビト、本当にだれもいない?」

「うん、大丈夫だよ理留ちゃん!」

「変身解除!っと」

きらきらきらーーーーーーっ

路地裏の、地面から光の輪が現れたと思うと、上昇を始
め、空間からひとりの少女の姿が現れていった。

全身が出たところで少女、理留はため息をついた。

「ふう……。疲れたあ。行こっ、ラビト!」

立ち去ろうとするとすると、マンホールがふいに開いた。

ガララッ……

「ちょっと待ちな。ねえちゃん。見ちまったぜえ。お前
の秘密をよー」

そういうと、サングラスをした遊び人風の男は、右手に
持った使い捨てカメラをひらひらと見せびらかした。

「り、理留ちゃん、まずいよ……」

ラビトは心配そうに理留の顔をのぞきこんだ。

理留は不敵な笑みを浮かべて言った。

「ふっふっふっ……。なーんにも、まずくなんかないわ!
わたしには魔法があるもん!」

そういうと、理留はステッキを取り出した。

「げげっ!!」

怪しい男とラビトは同時に声を発した。

「魔法のステッキよ、悪人の頭を動物に変えたまえー」

ゴキッ!!

魔法のステッキが悪人の頭蓋骨にクリティカルヒットし
た。

「うわ……痛そう……。ていうか正義の味方とは思えな
い行動だよ。理留ちゃん!……」

ラビトは冷汗をかきながら怪しい男に同情した。

「ワン!ワン!ワン!(なんだこりゃ?)」

怪しい男は自分の声と顔が動物の犬に変わってしまっ
たことに驚いた。

「えへへー。悪人には天罰を。カメラは没収ですー」

「ワン!ワン!(治してくれえー)」

怪しい男は膝を付いて懇願した。

「だめです。魔法の効き目は1日ですから。反省しま
しょうねっ。マル」

そういうと、スタスタとぬいぐるみのラビトを引きつれ
てその場から立ち去っていった。

「オオーン(泣)」

その背後には、悲しそうな男の鳴き声がこだました。


 − 2話へ続くぅ! −





<あとがき>
お久しぶりさまですうー。
いかがでしたでしょう。

メイド属性と、おもらし属性にこだわってみました。
今回はあまりシェリルちゃんの活躍は紹介ていど
ですが、次回はメインにできればーと思ってます。
なぜか、魔法のキュウリですー。最初は花でしたが、
湿っぽくしたくないですし(w

んでわ、またお会いしましょう〜。m(_ _)m

◆文=都積せいやホームページ
・更新日=2001/7/27
・Version=1.0