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「マンガ・アニメ」関連のレポート



1.日記風レビュー

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2000/12/10
◆「三国志」/単行本
三国志にもいろいろ有りますが、今回は横山光輝氏の書かれたマン
ガ版の三国志。
三国志の面白いところはいろいろな人の人生が書かれているところ
と、物語が書いた人によって違うところでしょうか。
いろいろな人間の栄枯盛衰、引き際、散り際、義の貫き方、非常に
勉強になります。
特に印象深いのは、劉備の不遇時代、横山三国志には出てきません
が陳宮が曹操の最期の誘いを断るところ、孔明と周瑜の大論陣、除
庶の人を見る目、ホウ統の不遇時代、それぞれ現代社会に通じるも
のがあります。
ただし、これだけを読んでも、現実の人生の解が見つかるわけでも
ないところがまた人生の難しい所なのかもしれません。

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2000/9/1
◆「新宇宙戦艦ヤマト」/月刊誌「GOTTA」
 宇宙戦艦ヤマトというと、必ず出てくるのが星に女性の顔のイ
メージが絵が描かれている幻想的描写でしょうか。じつはこの描写
はヤマトの全作品に共通しています。
 今度の松本零士氏の作品はそういった幻想的描写をもっと前面に
出した作品に思えます。ところが、宇宙戦艦という現実性とは相反
する性質を持っていますので、連載の第1話には非常に違和感を感
じました。
 そして今月、初めて宇宙戦艦ヤマトが飛び立ちました。しかし、
そのメカニック描写は素晴らしく美しいものでした。そのときに感
じたのは現実性と幻想的描写はバランスが良ければ昇華できるとい
うことです。
 さすが松本零士氏。やっと飛び立った新宇宙戦艦ヤマト、これか
らは目が離せません。(^^)

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